TOEICは昨年結構力をいれてチャレンジしたところです。第149回の受験で600点台に乗ったのですが、受験直後のメモです。今日、会社でPCのファイルを操作していたら出てきた・・・。2回目の受験でしたが受験直後の感想が新鮮でしたので再録します・・・。TOEICでチャレンジしている方、これから受験しようとしている方の参考になれば・・・と思います。


 TOEIC受験2回目。本日、第149回公開テストを前回と同様の会場(県立大学)で受験してきた。今回は受験の前に十分な準備をすることもなく、8月くらいからダラダラとやってきた英語の勉強くらいが肥やしになった程度で本番に臨んだ。会社の昼には模擬テストの問題集を拾い読みしたり、毎日でないが極力通勤途中の車中でリスニングのテキストを聞いたりしてもいた。また「50イングリッシュ」本のスクリプトを覚えてCDでも繰り返したりしていた。(ダラダラとやっていた割には総時間は結構なものになるかもしれない)
 午前中、少し「新公式問題集」のパート5〜6を中心におさらいをして、10時30分に自宅をスタートした。今回は前の反省を踏まえ途中でコンビニに寄り昼食(おにぎりとお茶とデザートを調達する。試験会場の大学の駐車場についたら、11時30分。おもむろに車中でおにぎりをほおばる。受付を12時少し前に済ませ、教室に一旦入る。(因みに新型インフルエンザの予防のためということで前回5月のときは、試験官は受付時からマスクを全員着用していたが、今回はまったくしていなかった。実際に既に流行の局面になっているので、時遅しというわけか?受験者もほとんどマスクはしていない。)そういえば体力と集中力が必要だったから、これも先ほどのコンビニで出仕入れたドリンク剤を廊下の長いすに座って飲み干す。効くかどうかは気持ち次第。前もそうだったが、ここから試験の開始までが非常に長い・・・・・・。とにかく既に配布されている回答用紙に所定の情報やアンケートを着席すると同時に記入開始。手順どおりに試験官が案内をし、マニュアルの文言を読み上げ、さらに休息を15分とって、やおら問題用紙が配布されるわけだが、12時20分から説明が始まってから試験開始が13時だから40分くらい、準備に拘束されるわけだ。公正を期するためにやっているのだろうが、受験者には負担以外の何ものでもない時間だ。
 会場を見渡すと、やはり若い女性が目立つ。男性は20代後半から30前くらいが多い。ちらほら年配者(自分も含めて?)が見える。前回より多い気がする。自分の教室には3人くらいいた。
 試験そのものは、一度経験があるせいか、非常に落ち着いて臨めた。前の成績がリスニングが意外にできて、リーディングのスコアが悪かったので勉強はリーディング強化を意識してやってきたつもりだった。逆にリスニングのトレーニングが不足していたのかもしれない。パート1はなんとか8割くらいの確度で解答できたものの、パート2から4まで、予想以上の苦戦を強いられることになった。苦手意識のあったパート2と3は自信のある解答は3割程度にとどまり、後は「フィーリング」でマークする始末である。パート2の会話が理解できない。疑問文に疑問文で答えるものや、通常文から疑問文で終わるものなど、会話がひねってあったりして、苦労した。またパート3に至っては大意すら把握することができずに流した問題もいくつか・・・。今回ノリスにグのスコアは期待できない。前回より悪い結果を想定しておいたほうがいいかもしれない。
 リスリングは同期を取って進められるので、自分で時間の管理をする手間がない分気が楽だが、気がつくと所定の45分が過ぎている。あたふたとパート5に入る。ディレクションの時間を活用して3問程度チェックしていたが、こういうのが本当に助かる(解いている自分に向かっていうのもなんだが・・・)。ほんの数問でもいいのでやっておくべきだ。気持ちの余裕が全然違う。
 リーディングは最初から落ち着いて取り掛かっていった。ベンチマークタイムにしている14時10分。つまりパート7に入る時間のみを意識していた。パート5は一文一文丁寧に読み、論点を特定しようとした。また選択肢もじっくり見る。そこでさらに論点が明確になる問題もあった。パート6が終わったのが14時15分、5分のオーバーだが、焦らずに、と自分に言い聞かせながら7に入る。前回の反省だが、時間に追われている意識から焦り、順番も簡単そうな英文から優先して取り掛かり、結果的に解答がランダムになってしまった。最初から順に落ち着いて解いていけばいいんだ、時間はあるし、もしショートしたら捨てればいい・・・くらいの気持ちで進める。パート7もやはり問題から先に読んで、何がキーワードになっているか、また大意はどんなものかを掴んでから頭から読むのでなく検索するような読み方をする。しかし問題(アンケート用紙やフォーマットものなど)はざらりと本文を流し読みしてから問題に取り掛かるほうがいいタイプのものもあり、どの方法をとるかはケースバイケースになる。文を読むときは文頭からしっかり読む、という意識が必要だ。浮ついた眼で英文を追ってはいけない。上滑りのまま、読み流してしまう繰り返しは避ける。英文は多いがパート7も順番にこなしてけばいいのだ。テクニカルなことになるが、やれるだけの時間(たとえば残り5分まで)しっかり問題をこなして、5分切った時点で、山勘でマークする。そしてさらにあまった時間でもう一度、さきほどの問題文に戻ってチェックしていき、マーク場所が異なっていたら、消しゴムで消して再マークすればOKである。今回は結果的にまったく山勘でマークした箇所というのは7箇所くらいにとどまったのではないだろうか。パート5と6にもエイっと勢いでマークしたものもあったが概して納得しながら解答できた。正解かどうかは別として・・・。
 15時「2分」(なぜか)に試験終了。解答用紙を収集して数を合わせている試験官の作業時間にまたいらだつ・・・。10分くらいかもしれないが、さっさと帰宅したいんだよ、こっちは。自宅に着いたら午後4時半を少し回っていた。
 これでTOEICを2回受験したが、目標としていた600点への到達はどうだろうか。英語の勉強はコストと時間がかかることを実感した。もう少し効率的な勉強、特にTOEICをターゲットにした場合にはもっと短期間にスコアが伸ばせる方法があるんではと軽く考えていたが、そんなに甘くはないものだ。やはり半端は気持ちで英語に取り組んでいるといつまでたっても半端は程度にしかならない、こともまた真なり。今回のリスニングで感じたのも、とにかく英語に触れる時間を継続的にもって、そして時間をかける(投資する)ということなのだ。逆に地道にやった分だけ力になるもの英語だろうと思う。ほかのWEBなどでも書かれているように王道はなく、みんなコストと時間を相当かけて、現在のポジションやスコアに至っていることがよく理解できた。