販売子会社の監査

 今日は、早朝から福井は敦賀に出張。販売子会社の監査に出かけてきました。3月決算会社の監査で、この会社の監査役であるので期末の監査とあいなりました。最近は「不正」の観点が重要視されてきてる関係で、特に現預金管理についてどうかをチェック。あくまで不正調査ではないので、ポイントは不正に対してどのような統制が実施されているのか、でありましょう。
 本音からいいますと結構、不正の観点の監査はやりにくいです。ほんのこの間まで会社の経営者や従業員を信頼しています・・・という顔をしていて、今度は社員の不正に対してどのような管理をしていますか?なんていうのは、どうも相手を背中からバッサリ切り下ろすような感じで、いたたまれない気持ちになったり。監査役としては経営者に対する監督という立ち位置から、その業務執行の適法性、有効性を問うのだと理解していますが、経営者自身の不正についても、これは目を光らせることになります。でも、これまた困難なところです。まず、経営者が会社内で不正に対してどのような対策を実施しているか、というところから切り込んでいくのがいいんでしょうね。悩みながら取り組んでいます。