JSOXはどこにいったか

 先週末は、東京でCIAフォーラムに出席。これからのフォーラム方針とテーマ展開について話し合いました。フォーラムの後、懇親会で出た話題はJSOX3年目(弊社は2年目終わっていない・・・)。各社は評価作業の効率化を求めてJSOX関連の人員カットに続き、評価手続きの簡素化などに努めているとのこと。JSOXは既に制度疲労を起こしているんだろうか、と思う一方で各企業に実質的な定着傾向が観測されるのではないかといったレポートもあったりして、この制度の「評価」はあと数年の実績を見てから下されるようですね・・・。
 しかしながらこれからの数年は例のIFRS対応であろうということは、容易に想像がつきます。これもJSOX対応準備に追われた数年前と二重写しになって見えるのは、私だけでしょか。監査法人側は、通常の監査報酬よりIFRSコンサルに力をいれようとしているし、ITベンダ、コンサルも同様でしょう。いわば商売としての書き入れ時。しかしながら企業側としては、JSOXの対応の際の経験があるので、これを活かそうとしている面もあろうかと。なかなか先行き不透明なところですが、成り行きを見守っていきたいものです。