わからない状態に耐える適性というものもあるのでは?
「頭がよい」って何だろう―名作パズル、ひらめきクイズで探る (集英社新書)
- 作者: 植島啓司
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 新書
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普通、「わからない」状態というのは、なんだか不快?ではやく解消したい!という心理状態になるものだ。子どもがなぞなぞなどでわからないと、すぐ答えを教えてほしがるのと同じだ。でもそこで、「わからない状態」を継続する力こそ重要なのだ。
考え、悩んだ分量に応じて「a ha!!」時点の体験が豊かになる。茂木健一郎がいっているようにその瞬間が大切なのであって、わかるまでの時間が短いとよいというものでない。脳が考えている(潜在的な時間)がもてる。このことが脳を活性化させる。
「自分の頭で考え続ける」ことの大切さだ。
発想の転換は、なにか。それは必ずしも答えにたどりつかなくてもいいのだということ。考える「プロセス」が重要なのだ。そのプロセスを豊かに過ごせることが重要なのだ。何かと答え(しかも正解!)を出さないと、ということに視点が行ってしまいがち・・・。でもそうでない。考えるプロセスをもっと楽しもう。